2015/06/30

PE0.6 12本撚(よ)り

釣り具メーカーの一つにDAIWAというのがある。SHIMANOと並び2大釣り具メーカーだ。
少しずつだけど、欲しい釣り具を揃えていったわけだが、結果として、90%以上がSHIMANO製品。DAIWA製は何かあったか?としばらく考え込んでしまうほど。

釣りには、「これは絶対必要!」というものの一つに道糸があり、素材は、その昔はナイロンだった。
そして、PE(ポリエチレン)での糸が開発され、いま、主流となっている。

真鯛釣りには、大別すると、コマセを撒いて釣る方法と、一つテンヤというオモリと針が合体したもので釣る方法がある。
一つテンヤでは、水の抵抗を恐ろしく小さくしたいので、極めて細い道糸(PE0.6号~0.8号。糸の直径で言うと0.13mm~0.15mm)を使う。
髪の毛が、0.07mm~0.1mmと言われているので、ほぼ同じ太さ。こんな細い糸で、大きいものでは8キロとか10キロの真鯛を釣ってしまうのだから、made in Japanの偉大さをビンビン感じている。

さらにすごいのは、この糸が、もっともっと細い糸で撚(よ)られているということで、最近までは、8本撚りが主流だったが、DAIWA社は、12本撚りを開発した!
想像してみてください。髪の毛1本がさらに細い髪の毛12本で撚られているということを。
8本だって凄いのに、12本ですよ!しかも、耐久力は、何十キロ!
恐るべしです。

 

パッケージに、金文字で「12」と書かれているが、この12は、撚っている糸の数を示している。
そりゃ、金文字で書きますよ!プラチナ文字でもいいくらい。
想像だけど、ここにも、大田区の中小企業の技術がいくつも投入されているのではと思ってしまう。

撚っている糸の本数が多いということは、それだけ耐久力も強いということ。
一つテンヤという釣りは、このPEラインが開発されたからこそできた釣りだと勝手に思っているが、このようにものすごく強いのに、やたらと細い糸を使うことで、水の抵抗が限りなくゼロになり、水と同化し、より大きな真鯛に出会える、という三段論法?はあながち間違っていないだろう。実に嬉しい話だ!

しかし、糸は消耗品。船のヘリで擦れて切れることもあるし、オマツリで切らざるを得ないときだってある。
そんなときの対策で、予備のスプールも一緒に購入した。SHIMANO社の最上級リールのステラに、DAIWA社の最上級PEライン紅牙0.6が巻かれた瞬間、10kg超えの大鯛が頭に浮かんだことは、ここだけの話にしておこう(#^^#)

7月5日の大原の真鯛釣り大会、待ってろよ、マダイ!

(自分への暗号)
25K=12K+13K


追伸

例により、また書けないでいた釣果報告。
6月14日に幸丸のヒラメ船に、元上司と乗りましたが、人生2回目のオデコ~。
しかも、海面でヒラマサをリリースしてしまうという大失態。
リベンジ、やりまっせ~。
待ってろよ、飯岡のヒラメ!

クーラーボックスに収まったのは、たった一匹のイシナギ。
ま、これは人生初の獲物ということで、結果オーライとしましょう。