2016/10/19

稚鰤釣り(10月18日・火曜日)

出世にはほとんど興味がない。
ただ、出世とは、多分、自身の普段の不断の勤務姿勢と上司の推薦。
好むと好まざるにかかわらず、自分でするものではなく、人がするもの、ということか。
だから、興味がないというのは、負け惜しみとも思える。
うーーん。

と、そんなことはどうでもよくて、言いたいのは、海にも出世魚と呼ばれる魚がいるというお話し。
関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと大きくなるにつれ名前が変わって出世していく。
ブリは漢字で鰤と書く。ワラサはその一回り小さいのだから、稚鰤と書くようだ。(うんちく)

秋になると、東京湾に、このワラサが群れで入ってくる。
それを、太公望たちはこぞって釣りに行く。
ヒラマサ、カンパチと並んで青物3兄弟のスプリンターたち。
強烈な引き込みは、体内にアドレナリンを放出しまくるのだ!

さて、昨日(18日)は週休日だったので、このワラサ釣りに出かけた。船宿は久里浜のムツ六さん。
以前も書いたが、この船宿の席決めは、先着順にクーラーボックスを置くというもの。
車をCLAにしてからというもの、寝袋常備で車の中で寝ることが多い。
ということで、到着は前日の23時だというのに、すでに6個も!!

 みんな、仕事大丈夫なの?
それで、最終的には、片舷6名で、合計12名。
2船目も出ていたので、20人くらいが来たということか?

ワラサを最後に釣りに行ったのは3年前くらいだから、さっき書いたように、あの豪快な引き込みに胸ワク(^^)/

前回、テンヤで使ったリアルオキアミに興味があったが、一つ400円もするので、最初は普通の仕掛けで。
だって、切られてなくなるのは悲しすぎる。うん。

6時出船。

久里浜名物?東電の火力発電の煙突です。

目指すは剣崎沖。
松輪港の地元船が開始するのを待ち、6時30分到着、開始。
ちなみに、座席は、左舷胴の間。

さて、第1投目。
左舷オオドモ師の竿がいきなり引き込まれる!
やるじゃん。

そして、数十秒後、オオドモ2師つまり左隣の竿師の竿が同様にきゅんきゅんと!

「次はおれか?」
コマセが出切ったころを見測り、回収、エサのつけなおし、コマセ詰めて、再投入。
この繰り返しだ。
そして、指示タナの4メートル下で竿を振り、タナまで持ってくる。

と、そのとき!
竿が海面に突き刺さった!ホレホレホレ!やったもんねー(#^^#)
ちゃんとドラグは合わせているので、心配ない。
引き込んだら巻かない。これは大型魚がかかったときの鉄則だ。
敵も釣られたくはない。だから逃げようとする。
一方で、こちらは、釣りあげたい。

「矛盾」という言葉がある。
「どんな矢でも突き通さない盾がありますよ」「この矢は、どんな盾でも必ず突き通します」
これが語源だという。

針を喰ってしまった魚と、喰わせた人間の関係は、これに似たものがあると思っている。
そして、慎重にやりとりし、おれの勝ち!

沖上がりは13時なので、このペースで釣ったら、どうなっちゃう?
などと、気持ちに余裕ができ、超大型クーラーボックスを持ってきたことを後悔しないのは、どんだけ幸せモン?

しかし、世の中、そんなに甘いワケはなく、次に来た時合は数時間後。
でも、このとき、おれの竿はしーーーーーーーん。
そして、その次も、またその次も。

仕掛けを交換してもダメ。誘いをかえてもダメ。
祈って釣れるならもっと祈りますがと、頼んでもダメ。
だめだめだめ。
ま、ゼロじゃないからいいですが。

最終的に、4回の時合があったけど、3回は乗れず釣れずで、うー残念。
時合じゃないときに1尾でも釣り上げ、時合で2~3尾釣れば、竿頭なんだけどなー。
運がなかったと、次回に持ち越します。

この日の釣果は、こちらのHPへ。

2016/10/08

4か月ぶりの釣り(その2)

ヒラメの沖上がりは11時過ぎ。
12時前に港に戻り、12時30分過ぎに出船だ。
急いでテンヤ用の荷物と交換し、また乗船する。

座席、今度は左舷オオドモ。
右舷オオドモは、午前のヒラメ船のお客さん(ミヨシに座ってました)に確保されていてこうなりました。

ヒラメ船の佐藤船長から、港に帰る途中、「大鯛が出たようだから、期待が持てるね!」と激励。
ウンウン、大鯛釣りたいです。

友達船長の渡辺さん、中乗りさんで乗船してます。
また、すくい上げてね!とご挨拶。

平日なのに、10名以上が乗船です。



ポイントに着くと、アンカーを投入し、開始!
底は30メートル。
相変わらずエサ取りが多く、油断しているとすぐなくなっちゃう。

そして、グググググッ!
ピシッ!!

よっしゃ!キタ――(゚∀゚)――!!
小気味よい3段引き。
楽しいなー。ルンルン♪☆

800グラム、食べごろサイズをいただきです\(^o^)/

「投げて探っていた方が釣れておりました」という釣果報告を思い出し、投げてみたりもやってみよう。
オキアミの疑似餌も持ってきたので、これも試したい!

でも、しばらくは基本どおりで。
テンヤはレンジセッター10号。色はゴールド。やっぱ金メダル目指す以上はゴールドでしょう!
潮がやや早いので、あまり軽いと底が取れないのでね。

そして、ここから試練の時間のスタートとなるのです。
いやー、厳しい。あたらないんだもん。
そこで、オキアミの疑似餌をセッティング。


一見、よさげなんだけど、値段が高い!
それと、使ってみてわかったけど、ウイリーみたいに針に細工しているので、魚に喰われるたびに劣化していく・・・。

で、この効果が実によい!
だって、試練の時間だったのに、付け替えたとたんに、あたりー!

この「リアルオキアミ」の針は、カン付きなので、糸はここに通して結ぶだけ。

リールを数回回したら、急に軽くなり、バレちゃいました。
あらあら。
回収すると、なんと、糸がカンから外れてました。ちゃんと結べよ、おれ!!!
結んだはずなんだけどなー・・・。

気を取り直し、また投入すると、ほれきた!
あったりーーーー!
こんどはちゃんと結んだから大丈夫。なはず。

で、また、軽くなりまして。
またか?
今度は、ちゃんとフッキングされてませんでした。
下手クソ!おれ。

さー、3投目!
よし、きたーーーーーーーーーーーーー!
今度こそで、800グラムを捕獲し、2枚目。

この時点で4時ころ。
また1時間ばかり試練の時間となります。
あたりが暗くなりかけ、夕まずめ。
たそがれ時とも言います。
ちなみに、たそがれは、古典の世界で「誰そ彼」。
あの人は誰なんだろう、こんな表現をしています。
ついでですが、朝が来る前の同じような時間帯を、「彼誰時(かわだれどき)」と言います。
実に風流です。

さてさて、話を船に戻して、試練の時間もおわり、あちこちでバタバタと取り込んでます。
おれにも、ググググって来てくれて、これが2連発。

そして17時30分。糸が見えそうで見えなくなり、終了。

アタリ6回、取り込み4枚で、捕獲率は67%。
大鯛は誰も釣れなかったようで、ある意味安心(^^)



リアルオキアミだけど、試練の時間はあったものの、3連発は偶然ではないような気がします。
コマセ真鯛でも試してみたいところです。
ただなー、さっきも書いたけど、値段、なんとかならないものか・・・。

本日の釣果はこちらです!



4か月ぶりの釣り(その1)

先日、お話をしたように、昨日、釣りに行ってきた!
いやー、楽しかったなー。
前日の天気では、朝のうち風が強いということだったので、念のため酔い止め飲んじゃったりして。

相模湾で旬のマグロ・カツオ、東京湾のコマセ真鯛、外房でヒラメ、テンヤ真鯛あたりが狙いどころ。
さて、どうするか?

マグロはシーズン末期。確率は相当低い。シーズン中に行っても釣ってないということもある(汗)。
コマセ真鯛は、かなり魅力。東京湾には半年以上行ってないかも?
外房・・・。うーーん。午前ヒラメ→午後真鯛の14時間海上生活もドキドキワクワク!
などなど、悩みに悩み、行き先は幸丸に決定!

前日は、午後から早退したこともあり、夜8時に家を出て10時には到着。昨日は、3連休前の平日ということで、ヒラメは10名。人が少なく楽チンです(^^♪
右舷オオドモ確保。
車の中で仮眠です。

ちょっと時間を進めて、午前6時前にポイント到着。
佐藤船長の合図で糸を出そうとしたが、なぜか数メートルで止まってしまう。あれ?どうした?
暗かったのと、老眼で、糸がちゃんとガイドに通っていませんでした。ふぅ・・・。

海上はほとんど無風。釣りは凪がいいですよね。

第一投からアタリがある人がチラホラし、歓声が聞こえる。おれはと言えば、糸を通しなおし。
ロスタイムでちょっとあせります。
そして、10分?遅れでわたしも第一投。

タナを取り、アタリを待つのもわずかで、ググググとキタ――(゚∀゚)――!!
この日は終日、漁礁周りということで、根がかり注意のアナウンスが聞こえてます。
「やば?」
異常なほど、糸が巻けません。
はぁ。

やっちゃいました。竿先を折らないよう注意して、思いっきり引っ張りっこ。
プッチン。
巻くと、リーダーから切れてる・・・。なんのために、捨て糸を3号にしているのか・・・。
捨て糸だけ切れろよ!まったく・・・。

ひげなしノットでPEとフロロを連結しなおし、仕掛けを作り・・・。はぁ。
ロスタイム15分?

そうこうしているうちに、この流しは終わり、ポイント移動。

今日はすべての事故が一気に集中したということで、あとは釣るだけ!
そして、次のポイントの第一投目。正真正銘のヒラメのアタリ~キタ――(゚∀゚)――!!
ソゲだけど、釣れたからOK!

そんなとき、お隣さんは、根がかりして、外そうとしているんだけど、そのやり方だと竿先やっちゃいそうで怖い、怖い、怖い・・・・・。そして、ポキッ。
「それだと竿先折れますよ」
言うべきだった・・・。

左舷オオドモ師とは乗船前に話をしていたんだけど、師も「意味不明に竿先折れた」と。
実は、おれも、意味不明に竿先折れて・・・。
ヒラメの祟り?

9時を過ぎたころから、急に風が吹き出し、船はギッタンバッタン。
アタリもタナも取りにくい。
酔い止めのおかげか、気持ち悪くないのはよかった!
左舷オオドモ師は、排ガスを吸いこんでしまったようで、ノックアウト。大丈夫でしょうか?

こんなことで、アタリ5回、取り込み5枚で捕獲率100%!
ベタ底を狙えばもっと釣れた気がするが、ソゲばかりじゃ仕方ないと考え、1.5メートルほどタナを上げてやってみた。
結果、1枚だけちょっと型がいいのが釣れました。

今月中にもう1回行こうかな・・。



(午後のテンヤ真鯛に続く。)

※漁礁周りということで、捨て糸は30cm程度、ハリスは80cmから100cm。