2016/12/31

大原でヒラメ→真鯛(真鯛編)

さて、港に帰ってきて、大急ぎで竿を車に取りに行く。
船を乗り換えたりと慌ただしいがなんとか出船時間にコトを済ます。

朝の真鯛、釣果は厳しかったようだが午後はどうなることか。

昨日、9時前から吹き出した北寄りのやや強い風で白波が立ち(ちなみに、その状況からウサギが飛ぶ、という)、アタリが取りにくいのは必至。
でも、がんばるしかない。

今日は、例の「リアルオキアミ」で仕留める作戦。
吉と出るか?

そして第一投。
いきなりキタ――(゚∀゚)――!!
よっしゃ!
と、ビシッと一発合わせた瞬間、ふわっ・・・。
え?あれ?
釣りをしていると、最近、この「え?」や「あれ?」が多いと感じる。

で、最初に言っておきます。
オオドモだったのに、真鯛、ゼロです。

もうこれだけでも、十分「え?」や「あれ?」なのに、まだまだ「え?」や「あれ?」が続きます。

本題を続けます。
ふわっとなった正体は、ラインブレイク。しかもPEです。
リーダーとの結束部分ならまだしも、本体が高切れ。
多分、傷があったのでしょう。
ダイワの12本撚りがぁ・・・。
点検不足は否めません。

しかし、こんなことで嘆いてはいられません。試合はまだ始まったばかり。
急いで結束し、再開。
今日はやっぱり厳しいようで、船内の竿師も厳しい表情。

そして、小気味よいアタリがありました!
ちっちゃいけど、持って帰ろう。
と、釣り上げたのがチビフグ。
がっくし。
海のおうちにお帰り頂きました。

リアルオキアミじゃだめかなー。
いいと思うんだけどなぁ。
あきらめたら最後、粘り強く、がんばろー!

しかしだ。
前日、上州屋の後功さん(仮称)に鯛ラバを勧められたこともあり、
ちょっと試すことにしました!
日も傾いてきて午後3時くらいだったでしょうか。

4投くらいしたとき着底したとこが悪く、根がかり。
ちょっと引っ張ったら、また、フワッ。
巻き上げると、また高切れ。
・・・・・・。絶句。
仕掛けのロスト料金、約2,500円も加わり、精神的ダメージがデカい。

予備の糸に切り替えて再開するが、集中力、気力、体力を根こそぎ奪われた感じで、釣れる気がしない。
数年前のテンヤ真鯛のデビュー戦で2.5kg、1.3kgをはじめ7枚かな?釣り上げて、上州屋の後功さんに「前世は大原の漁師ですから!」と自慢したのはなんだったのか・・・。
去年の秋、4.5kgを釣り上げたのはなんだったのか。
走馬灯のように虚しくよみがえる。

戦闘力を失った竿師に待っているのは敗北感。

水平線に沈む夕日を眺めながら、今日一日を振り返る。

ダブルヘッダーは楽しい!
けど、体力と集中力の維持は難しい。
これは前回わかっていたけど、あらためて感じた。

次回はどちらかにしようかな。
「せっかく来るのだから」と欲張ることに大きな問題があるのかもしれない。

PEはちゃんと点検しよう。
腕を磨こう。
釣れた、のではく、釣ろう。

そんなことを思いながら帰ってきました。

来年は、コマセ真鯛からスタートの予定ですが、日にちは未定。


釣り日記みたいなしょうもないブログだけど、読んでくれた皆さまに感謝いたします。
来年が皆様にとって素敵な一年でありますように。






大原でヒラメ→真鯛(ヒラメ編)

釣り納めはヒラメ→真鯛と決めた!
土日休暇が平日になったことや、仕事が忙しかったことで、釣り友の高裕さん(仮称)と半年近くつるんでいなかったので、お誘いしての釣行となった。

ヒラメ→真鯛の王道リレー?は、飯岡漁港の幸丸さんでやるけど、今回は、大原漁港の長福丸さんにお世話になった。
イワシの群れを追う大型ヒラメを狙っているからだ。

28日はおじものーずメンバー5人と恒例の忘年会。翌29日は年末年始の休暇で、大掃除とは言えないけど、軽く掃除などの家事。そして、仕掛けを作り、明日の準備。
夕刻6時30分ころ、大原に向けて出発。
時間があるときは、のんびりと下道で行くことにしている。約100km。ナビによると到着は3時間後。

長福丸さんでは、釣り座の確保は船の形をした絵にかかっている札を取る方式(写真撮ればよかった!)。
21時過ぎに着いた時には、もう3分の2くらい埋まっていた・・・。早っ!

高裕さんが3時30分ころ到着し、開店を待つ。
そして、5時には船に乗り込み、5時30分出船だ。
6時に戦闘開始!
5時59分に到着したようで、「あと1分待ってください。」という合図が印象的だった。

第1投。
数分後にコツコツとアタリが来た!やりー!
でも、大きな引き込みがない。あれ?
頃合いを見測り、よいしょっとアワセを入れてリール巻き巻き(^^♪
レギュラーサイズの取り込みに成功!

隣の高裕さんに、「パーフェクトも夢ではない」と話したら、笑って交わされた(笑)
そりゃそーだ('Д')
※「パーフェクト」とは、エサのイワシは一人あたり約20匹。
これ全部にヒラメをかけることを言う。

1時間弱このポイントでやるが、なかなか渋く、船全体でも取り込んでいる絵が入って来ない。
今日は渋い一日になりそうな予感・・。この予感、あたらないといいのだが。

「イワシの群れが入ったと無線が入ったので移動しますよー!」と、船内アナウンス。
よし、これこれ\(^o^)/
デカイ群れだといいなー。

数十分走っただろうか。「マグロのクルージングみたいだね」とは高裕さん。
岸から数百メートル、底までは15メートル!
え?こんな浅いトコで、しかもこんな岸辺でやるの?
二人で見つめあっちゃいました。

探検丸に表示される絵、確かにイワシらしき反応は映るけど、さほど大きくもなく、周囲の船も取り込んでいない感じ。

でも、大板と呼ばれる大ヒラメを求めるのだから、そんなにバタバタ上がったらジャンボ宝くじと同じで、夢でも希望でもなくなっちゃう!
大鯛も大板も、そんなに簡単には手に出来ない。

時刻は午前9時。
睡眠不足と釣れない退屈さで睡魔が襲ってきた。
竿を掛け、ちょっとウトウト。
船長から、竿を上げる合図が入る。
禁漁区に船が入ってしまうので、入れ替えるようだ。

巻き巻きするが、なんかちょっと変。
でも、根がかりではない。
あれ?
船長も出てきてくれて、糸をひっぱると、なんとヒラメが!釣れていた!笑
さっきのよりちょっと大きかったかな。
これは間違いなく釣ったのではなく、釣れた!情けないけど、釣れた!

自信もって言えます!
断言するほどではないですが(汗)
釣りたかったのに・・。

そして、イワシの群れも消えたところで、また朝の場所に移動。
しかし、朝と変わらず、活性は低い。したがって時合もない。
そして、定刻の11時30分沖上がり。

トップは左舷オオドモの竿師が4枚。
17~8人乗り、半数はゼロっぽいので、2枚は上出来でしょう。
ちなみに、何事にも一所懸命の高裕さんも2枚。
大きさも同じようなもの。
仲良く楽しい時間でした!

今日の釣果はこちらから。




今回は、捨て糸100cm、ハリス70cmでやってみました。
この組み合わせいいかも?

2016/12/02

百田尚樹氏、小説家引退

隠れた趣味に読書がある。と言っても、ほとんどが百田尚樹の作品を読むだけなのだが。
生まれて初めて、本を読みながら、大泣きしたのが「影法師」。感動しまくりは「海賊と呼ばれた男」。
海賊と呼ばれた男は、間もなく映画が封切される。

スズメバチを擬人化した「風の中のマリア」で、スズメバチの生涯も覚えた。
影法師では、男と男の熱い友情を感じた。

そんな彼が小説家を辞める。氏は、50歳で小説家にデビュー(永遠のゼロ)。そのときから、10年したらやめようと決めていたという。これは、何度も氏のツイッターで発言していたのは承知している。

冒頭に書いたように、間もなく海賊と呼ばれた男が封切されるわけだが、事前の宣伝でも、一切彼の名前は出てきていないという。確かに、CMでも、宣伝でも出てきてない。

彼の信念は、「こんなこと言えば叩かれるとわかっていても、好きなことを言ってきた。本が売れなくなるとわかっていても発言はセーブしなかった。金や生活のために信念を曲げたことは一度もない。」という言葉にすべてが象徴されているような気がする。

そして、彼は、マスコミから抹殺された、と結んでいる。

サイン会にも2回行った。一緒に写真も撮ってもらった。
以下が、未明から今朝にかけて、引退を表明したtwitterのつぶやきの全容である。

これまで何回か引退すると発言し撤回しているが、今回は、それがないと言葉の強さに感じる。

悲しくて仕方ない。仕事に行きたくない。



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 『海賊とよばれた男』の映画の宣伝に私の名前はほとんど出てこない。
映画会社は、百田尚樹の名前を出せば客の入りが悪くなると考えているのかもしれない。
たしかにこの三年くらい朝日新聞はじめマスコミから、百田尚樹は極右とかネトウヨというイメージキャンペーンをはられていたからなあ(^^;

この3年くらい左翼マスコミはじめジャーナリスト、文化人たちから「百田尚樹という存在を封殺しよう」という動きを露骨に感じる。
新刊を出しても一切紹介されないし、どれだけ売れても報道されない。地上波テレビには絶対に呼ばれない。
マスコミの世界では既に百田尚樹はいないものとなっている。

『海賊とよばれた男』の映画がどれどけ盛り上がっているのかは知らないが、マスコミから私への取材は一切なし。
聞けば、テレビなどで映画紹介するときも、私の名前は極力出してないという。
TBSなどは本屋大賞の特集したとき、私の作品だけ過去のリストから外した。そこまでやるのか(^^;

テレビやマスコミでは、百田尚樹という存在は既にないものとなっている。ただ、今はネットがあるし、こうしてツイッターで発言できる。
それが気に食わない連中(某100万フォロワーとか、そのシンパたち)は、ツイッターからも私を抹殺しようとして必死に活動してる。

『海賊とよばれた男』の映画の宣伝で、私の名前がまったく出されないので、もう小説家を辞めると決めた。
もともと50歳でデビューした時、10年だけやろうと思っていた。今年でちょうど10年。
マスコミから完全に抹殺される前に引退して、あとは好きな本を読んでのんびり暮らすことにした。

まあ、でも面白い10年やった。
ミリオンセラーを何冊か出したし、楽しい経験もいっぱいした。
こんなこと言えば叩かれるとわかっていても、好きなことを言ってきた。本が売れなくなるとわかっていても発言はセーブしなかった。
金や生活のために信念を曲げたことは一度もない。
もうおしまい。

けど、ベストセラー作家になってからは、窮屈なところもあった。私生活も昔みたいに無茶苦茶はできなかった(^^;
余生はひっそりのんびり生きよう。この際だから、小説家引退と同時に、作品も全部、絶版にしようかな。

引退後の生活を考えた。
週に一回「探偵!ナイトスクープ」の企画会議に出て、「虎ノ門ニュース」 とニコ生の「百田尚樹チャンネル」に出演。
あとは、本読んで、音楽聴いて暮らす。20年ぶりにネコでも飼おうかな(^^)

デビューした時から10年で引退しようと思っていた。
夏に10年を迎えてから、ずっと迷っていたが、映画『海賊とよばれた男』の宣伝で名前を消されて、引退を決意した。
あの作品には心血を注いだ。入院中にも書いていた作品。それがこんな仕打ちを受けるとは…。
もう小説界に未練はない。

映画『海賊とよばれた男』は10億円以上の制作費がかかっているだけに、興行的に失敗するわけにはいかない。
宣伝・広報のプロが考えたのが、「百田尚樹の名前を極力出さない」ということだったのだろう。
たしかに、これだけマスコミからネガ・キャンされた人物の名前は出したくないだろう。

朝日や毎日や地上波テレビから、ずっとネガティブ・キャンペーンをはられてる。あるいは新刊出しても取り上げられず。ベストセラーになっても完全黙殺。おまけに私を敵視するジャーナリストや文化人も沢山いる。 これだけやられたら、早晩、本も売れなくなるだろう。このあたりが引退の潮時だな。

私の攻撃に命を燃やしているような小説家も何人かいた。彼らは私の引退が嬉しいだろうが、ひとこと言いたい。 私が引退しても、あんたたちの本は売れないよ(^^)

『カエルの楽園』が30万部近く売れたにもかかわらず、マスコミにはほとんど取り上げられなかった。同書のサイン会の爆破予告の事件さえ、ほとんど報道されず。 こんな言論空間では、もはや小説を書いていくことはできないなと思っていたが、映画の宣伝からも名前を消されたのを見て、引退を決めた。