楽しかった!というか、とても勉強になったり、自分を顧みる時間だった。
ということで、今日は、今後のわたしの釣り道に必ず役立つであることを備忘録として書いておこうと思う。
いつものように、斉英さんと同行。
このところヒラメの活性がとても良い。
大型もポツポツ出ているので、とても楽しみだった。
「楽しみ」の理由には、このところ、何を釣っても外道を含めて1尾のみという結果だったからだ。
自称ヒラメ釣り師のわたしとしては、「ヒラメで1尾釣りリセット」くらいの気持ちが間違いなくあった。
さて、毎度の佐藤船長が操船する31号船に乗り込み。
ポイントまでは30分程度。
エサのイワシをつけて、第1投。
底までは30メートル。
数十秒後、着底。
そして、10秒もしないうちに、ヒラメ特有のアタリだ。
ガガガガガ。
ヒラメがイワシに喰いついている最中だ。
そして、このあと、イワシ全部を飲み込むと、大きく竿が引き込まれる・・・・。
なのだが・・。
あれ?
しーーーーーーーーーーーーーーーん( ;∀;)
食い逃げじゃん(笑)
ま、そういうこともあるでしょう。
そして、問題はこのあとの釣りだ。
なんと、こんなことを8回も繰り返す始末。
本題。
おれ、
・ヒラメ釣りなんて楽勝だ
・100人と戦い優勝してるおれだよ
・その翌週は、13枚の大釣りだ
・釣れなかったことなんて数えるほど
という流れで、冒頭にも触れたように、脳みそに「だから、自称でもヒラメ釣り師なの」
と刻まれていたのだと思う。
なんとかの一つ覚えみたいに、仕掛けを変えるわけでもなく、
漫然とただやり続けるだけ。
そして、船長に、「今日、食い込み悪い?」などと聞く始末。
思い返せば、前回のムツ六号タチウオの修(おさむ)船長が言っていたっけ。
今年のタチウオ、とてもよく釣れている。
けど、スソとトップでは、誘い方や仕掛けに違いがある。
それを見つけられるかどうかで差が出る。
魚釣りって、実は、どんな魚でもこれはあるんだよね。
仕掛けにエサをセットしているとき、
タモ出しして、船室に戻ってきた佐藤船長に
仕掛けを見られた。
「その捨て糸の赤いの、やめたほうがいいよ」
「いつも、これで釣っているんだけど」などと口答えするアホなおれ。
佐藤船長、ごめんね。
「もう何回外した?」
「6回かな」
「・・・・・」
「ハリスの長さは?」
「60㎝」
「じゃー、仕掛けは大丈夫だね」
そして、そのあとも2回外して、次の9回目のアタリ。
やっと、食い込みました!
慎重に慎重に。
そして、無事に掬ってもらいました(#^^#)
最後の最後でゼロを回避。
網の中のヒラメを見た船長。
「もしかして、オモリ40号?」
「うん。LTだから」
「原因はそれだよ。ハリスとのバランスが合わなかったんだ、きっと」
自分の固定概念で、クソみたいなプライドとともに、漫然とただ釣り続ける。
仕掛けになんの工夫もない。
船長には口答え。
こんなんじゃ、釣れるワケがない。
過去の栄光なんて全部捨てなきゃね。
あ、栄光なんていうのはおこがましかった。
虚心坦懐。初心忘るべからず
いまのわたしにピッタリな言葉だ。
だれにでもスランプはある。
壁にぶつかることもある。
こういう仕事をしていると、多くの釣り人を見てきている。
例えば、市販の仕掛けを使ってみるとか、
基本に帰ることも必要だ。
ゴムクッションを入れるとか、テンビンを使うとか、
そういう人と変わったことをやることで
改善は望めない。
今日のトップの人は、普通の仕掛けだったよ。
帰港中、船室での佐藤船長の言葉が心に沁みわたった。
よし!
次回は基本に帰り、釣れないときは仕掛けを工夫する。
誘い方も考えてみる。
漫然と釣りをしない。
この日の釣果はこちらから。
午後の真鯛ですが。
9割を鯛ラバで巻き巻きしてましたが、アタリは1回のみで、
しばらくやり取りしたけど、さようなら。
日の出前から釣りをはじめ、日没までの14時間海上生活は
大きな大きな釣果をわたしにくれました!