2015/09/27

キハダマグロ(8回目)

マグロを追い求める懲りないアタシ。
定宿としている秀吉丸は、8号船で確定!
今回は、前回の昭斉さんに、土渡さん(いずれも仮称)が加わっての出陣だ。

いつものように定刻の6時過ぎに出船。乗組員は片舷6名の12名。
釣り場の茅ヶ崎沖に着くと、雲の中の向こうに富士山を発見。




今日こそは釣りたい!
毎度のフレーズですが、「しかし、自然相手」。

朝方は寒いくらい。持っていたジャンバーはウインドブレーカーで、ちょっと失敗。
でも、震えるほどではなくてよかった!

何が原因かわからないけど、マグロはいるのに今日もまた釣れない時間が過ぎていく。

昭斉さん(左)、土渡さん(右)も手持ちで頑張ってアタリをじっと待つ。
そんなとき、向こうを10号船が横切る。

11時ころだったでしょうか。
わたしと同じ左舷胴の間でアタった!
取り込まれたのは外道のカツオ。
20号ハリスにも食いつくことあるんだー。

そして、ポイントを変え、アタックしていくが釣れないものは釣れない。
時間だけが無常に過ぎていく。


となりの船は、残ったコマセを海に捨てている。
茅ヶ崎や江の島の船は、6時台からやっているので13時30分が定刻。

13時50分。
まもなくこの船も終わりの時間かー、と思ったら、コマセの汚れた手袋を洗うことに。
海水を汲み、ゴシゴシやっていて、なにげにリールを見ると、ドラグが出ている!
きゃーーーー!
63、68、72・・・・と、どんどん糸が出ていく。(数字はメートル)

そして、あわてて竿を持ち、船長に「あたった!」
後ろの二人も「お!」「がんばれ!」と声援をかけてくれる。

ゴムの手袋をして、魚が止まるのをまち、ファイトの開始だ。
リールの時計を見ると13時55分。

電動+手動で糸を巻く。
けど、まだかかったばかりのヤツは、すぐに糸を持っていく。
カウンターは150を指す。
20kgクラスか?
はてさて、40kgオーバー?
釣り上げないとわからない・・・。

本格的なやりとりに入ろうとした瞬間、テンションが100分の1になる。
あれ?
いない・・・。
どっかいっちゃった。
14時のことだった。

わずか5分のファイト。
あっけない・・・。

巻き取ると、チモトでプッチン。
きっとあの歯にやられたんだ。
ギザギザがいっぱいのあの歯。

カンヌキにかかっていなかったんだ・・・。
そうであれば、こんなことにはならなかったのに。のに。のに。

エサを喰ってくれる運、
カンヌキにかかる運、
サメに喰われない運
こうしたいくつもの運が重なって、はじめてヤツを手にすることができる。

「こんなことで運は使い果たしたくない!」と強がりを言いつつ、帰路に着くのであった。

自作の20号8メートルで喰うことは立証。
チモトに赤い目玉、エサはコーティングとの抱き合わせ。
次回もこれで再挑戦だ。


釣果はこちらを。