2015/07/20

1か月ぶりの釣り(ヒラメ編)

ホントは今が旬のシラコを抱いたフグ釣りをしたかったんだけど、先週、四国地方から中国地方を縦断した台風11号の影響で「底荒れしているから、明日の出船は厳しいですねー」と幸丸の女将さん電話の向こうの声で気分は凹みます。

「ヒラメは出しますよ」と続けてくれましたが、「考えさせてください。」と一呼吸。

さて、どうしたものか。
前回、ヒラメ人生2回目のオデコをくらっているし、それこそ底荒れで喰い渋りが予想される。悩みます。

定宿にしている幸丸は千葉県飯岡にある船宿。片道120キロと、ちょっと遠方ということで、ここに来るときは大概ダブルヘッダー(午後船にも乗ること)、そして、その午後船は真鯛船と決めている。

ヒラメの釣果も厳しいことが十分予想されるが、1か月ぶりに釣りしたい気持ち、半年?ぶりにテンヤ真鯛もしたい気持ちなどが交錯し、結論が出ない。
こんなところにも釣りの楽しさがあるのかも知れない。

ごちゃごちゃ悩んでも仕方ないと、フグの仕掛けや竿をしまって、ヒラメのそれを準備。
そして、テンヤグッズとともに、JUKEへ積み込みだ。

さて、そろそろ本題へ。
冒頭書いたように台風の影響で、沖に出ると、まだ大きなうねりと、白波でウサギが飛んでいる状態で、睡眠不足も手伝って久しぶりに微妙な船酔い状態。

そんな状況に、さらなるマイナス材料が加わる。
漁礁周りを狙っていて、船長さんはちゃんと「3メートルあげて」と言ってくれたのに、買ったばかりで集魚用にデザインされた普通のオモリとはちょっと違うお値段の高いオモリが根がかりだ。がーーーん。
PEをつかんでひっぱったが、捨て糸が切れないでPEが高切れする始末。
ライトタックルを選択し、開始2投目のことだった。実は、このPE、こないだ巻いたばかりなんだよなー。
はぁあ。やれやれだ。


まさか、予備のバイオインパクトを使うことになるとは・・・。

そして、電動リールをつないでも、電源が入らない。
「やっぱり来ない方がよかった・・・」と、頭の中をグルグル。

このように、いくつものマイナス素材が揃うだけ揃った。どんだけついてないんだ?
だけど、マイナス思考じゃ絶対に釣れないと、気分を強引にプラスにもっていく。
そして、その10分後のことだった。
エサのイワシがヒラメから逃げようと暴れ回る動きが竿に伝わったと感じた次の瞬間、あの、ゴツゴツとしたヒラメ独特のアタリ信号がきた!
時刻は8時30分。出船から4時間、船中でヒラメを手にした人は誰もいない。
「これを上げれば1号だ」と思いながら、大きな引き込みを待つ。
そして、竿が絞り込まれる。「よし、今だ!」と、大きく、しかしゆっくりと竿を上にあげ、合わせる。
成功!
あとは、巻き上げるだけ。船長さんが出てきて、タモの準備をしてくれている。
と、あれ?
何気にお隣を見ると、同時ヒットじゃん。
自分の竿に集中していて、近隣の状況をまるで見ていなかった。
そして、30秒早く、船中1枚目は隣の竿師の手に落ち、こちらは2号。
ま、仕方ないですね。

ポイントを転々とするも、やはり底荒れの影響はかなりあって、あちこちでの歓声は夢のまた夢状況。
17名が乗船し、船中10枚から13枚くらいだったか?
一番枚数釣った竿師は3枚と、HPの釣果速報は伝えていた。

おれはと言えば、ヒラメ釣りの定番ゲストのホウボウを2尾追加したが、本命は最初の1尾以上は手にできず。


まぁ、でも、今日は仕方ないでしょう。
8月はマグロを追いかけなきゃならないので、次回はいつになるかわからないけど、大型&複数枚ゲットはそのときまでお預けということで。

さて、道具を片づけ、次は真鯛だ!

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