2015/08/23

カツオ、キメジ(4回目)

今期は、カツオの個体数が少ないようで、各船の釣果をみても去年の数割程度。
前回書いたように、キメジもイマイチということで、どうせ釣れないならと、今回(22日)はキハダ専門の8号船に乗船した。
とは言っても、海に出るとナブラを追いかけるワケで、専門船ではあるものの、船団の中で10号船や3号船といっしょになったりで、よくわからない状態(苦笑)

座席は左舷オオドモ2番目。バカみたいにデカいクーラー、角ばった道具箱をよいしょ、よいしょと船に持ち込み、両隣の竿師さんにご挨拶し、準備をしていると、岸壁から手を振ってくれる2名にびっくり!

実は、数か月前、大変なご迷惑をかけてしまったのだった。メールでしかお詫びができなくなっていた。まさか、今日お会いするとは夢にも思わなかった。
10号船に乗り込んだので、すぐさま非礼をお詫びしに行き、楽しい釣りになるよう声をかけあうことができ、彼らの心の優しさに感謝した。

さて、釣りはと言えば。
前回、効果が確かめられなかったウイリー糸巻きのオキアミに加え、チモトに、浮き輪?と目玉をつけた仕掛けで対抗!
海には鳥山があったり、キメジの海面ジャンプはあるものの、相変わらずの喰いの悪さ!オーマイガッ((+_+))

当たりまくってくれたら、宣伝しまくりなのだが・・・。

海は、2つの台風の影響なのか、白波がたち、南風でうねりが入り、ややギッタンバッタン。





そんな中、お隣のオオドモの竿師の竿が突っ込み、一気にラインが出ていく!
キハダだ!
よっしゃ!
自分が当たらなくても、船の誰かが当たると「おれにも!」という気持ちが乗っかって、やる気が出てくる。
「200メートル出ている」
竿師が船長に叫ぶ。
ぜひとも釣り上げて欲しい。

そして、ポンピングで巻いていると、次の瞬間「あーーーーぁ。」と声にならない声。竿に目をやると、しなりがなくなっており。
ラインブレークでした。
残念・・・。

右隣の竿師と、雑談をしていると、なんと、先週10号船でご一緒だったことが判明!
ただ、先週はわたしは前、彼は後ろということで、同じ右舷だったけど、お互いに存在は認識できずで。
でも、不思議なもので、後ろの席で起きたダブルヒット、前の席にいたわたしの瞬殺を、お互いに覚えていて、「あーーー!」と、話が弾みました。

そんな竿師に「金の斧、銀の斧」?みたいなことが。
船長の指示タナは40メートル。
20メートルを過ぎたあたりということだったが、なぜか、彼のビシがうまく落ちなくなり、原因不明のペラの絡みつき。
仕方なく、彼はPEを切り、再開。
ビシ一式を海の藻屑にするということは、6,000円から7,000円の損害(涙)。
顔では「仕方ないですね」とおっしゃっていたけど、心中お察しします。

再開後の2投目。
ビシを入れ、アタリを待つも、誰の仕掛けに喰いつこともなくナブラは船を通過。
そして巻き上げ。
そんなとき、竿師の動作に目をやると、PEをまた切っていて・・・。

あれ?
何やってるんだろ・・・・

「どうしちゃったんですか?」
「いやー、さっきのが戻ってきたんですよ。」と淡々と。


この人何言ってるの?
理解ができずにいて、でも、興味があり、
「さっきのって、ペラに絡みついて、海の藻屑になったのを釣り上げたってことですか?」
と、100万分の1以上の確率、エサに食いつく魚を釣るよりはるかに難しい「釣り」を口にして、返事を待つと、
「そうなんです!」と!

え~~~~~~っ!

凄いことが起きるものです。
船には12~3名が乗船。
そのときは船団の中にいる。

釣り上げること自体が不思議なのに、それが他船の誰でもなく、この船の誰でもない。
落とし主?に戻るとは・・・。

竿師によると、新しく準備して落としたカゴに、ロストしたビシ一式についている針がひっかかってて釣り上がったんだとか。

「人生を真面目に生きているんですね。家族のため、自分のために仕事を一所懸命しているご褒美なんですよ。きっと!」とっさにそんな言葉がついてでました。
おめでとうございます!

ただ、この種の話は実は2回目。
先に書いた友だち1名が同じようなことを真鯛釣りでやったと、聞いた覚えがあります。

さてさて、時計を見ると1時30分。
集中力が途切れ、どうにもこうにもやる気がなくなり、普段こんなことはないけど、30分を残して片づけに入りました。

過去3回、生体反応は必ずあったのに、今回初のナシ・・・。
来週に期待して。

本日の船宿のHP釣果情報はこちらを。



追伸。

お隣の竿師さん、わたしの20年来の親友と同姓同名(文字までも!)で、さらに驚いたことは言うまでもない。

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