先週でカツオは終わらせ、今週からキハダ一本で行くことに。
そうなると、定宿の秀吉丸では8号船に自動的に決定。
受付中、「今日は8号船、少ないんだよね」と力太郎船長。
先週、10名は乗っていたような?
ということは、今週は7-8名?
というような話をして、お金を払い荷物を船に積み込みます。
お隣の10号船はお客さんでにぎわっているのに、こちらはシーーーン。
あれ?どうしちゃったの?
で、結論はこんな感じ。
左舷はわたし一人。
右舷はオオドモに一人。
そして、最先端にルアーのお客さん一人。
ということで、3人で出船です!
先週は、相模湾を西に向かって走りましたが、今週は南下。
船長によると、群れが東に移っているんだそう。
画像下の青い丸のあたり。
※カツオやキハダは回遊魚のため、いわゆる「ポイント」というのがありません。
そのため、船宿のご迷惑になりませんので、こうして画像を掲載しています。今後も同様です。
昨日、船上で友だちとLINEしていて、大磯沖とか適当に言ってしまいごめんね。
コマセ2名、しかも釣り座が対角線。
これじゃー、コマセが効かなくて、厳しいかなーと思い、船長に隣同士になったほうがいいか、相談したけど、「大丈夫でしょう!」ということで、そのまま開始。
大きい群れが船の下を通過すると、船内スピーカーを通じて実況中継する船長の声もひと際大きくなる。
「喰ってくれーーー!」
こっちも、同様に「喰ってくれーーー!」
竿を持つ手に力が入る。
しかし、そう簡単に釣れるのではないことは承知のこと。
そして、3時間が経過した午前10時。
30回くらい仕掛けを投入したときだった。
モソモソ・・・
ゴソゴソ・・・
竿先はピクピク、グッグッ
そして、ガツンと竿先が海面に突っ込む。
アタリだ!
冷静になれ。と自分に言い聞かせる。
大きく竿を3回持ち上げ、針をしっかりと魚の口にかける。
これを、あわせる、という。
ヒラメもこんな風にあわせる。
過去4年(去年は諸事情によりやっていない)、毎年、こうしてあたっている。
しかし、釣れてない。
これまでのパターンは、こうしてあわせると、魚は多分違和感を感じて、猛烈に泳ぎ進む。
走る、という。
50メートルだったり、174メートルだったり、そのときのその魚の事情?によるのだろうけど、とにかく走る。
ヤツのヒレは鋭い。
アタったときとか、リールが巻けるときというのは、、顔がこっちに向いているということ。
しかし、走るときというのは、顔が向こうに向いている。
180度転回するのだ。
そして、その転回中に運悪く、その鋭いヒレで、ピーーーンと張った釣り糸を、いとも簡単に切ってしまうことがある。
また、歯も鋭い。
針が口に入ったとき、口の端っこにかかってくれれば心配ないが、そうでないと、あたっても鋭い歯で切られてしまう。
瞬殺という。
海面まで巻いてきても、船の下には獰猛なサメが待ち構えている。
これにガブリと喰われることも。
このように、いろいろな運も重なって釣り上げることになる。
話を戻そう。
20メートルのタナでアタリ、5メートルくらい巻いた。
そして、強烈な力が竿に加わり、走り出した。
しかし、それも6メートルか7メートル。
差し引き20数メートルからまたやり直し。
ルアーの釣り人師が、タモ網取りの準備をしてくれていた。
こんなやり取りの後だったので、「小さいですよ」と笑って話した。
「いいじゃないですか、マグロはマグロですよ」
「カツオかもしれませんよ」
「あははは」
そんな余裕があるくらい、簡単にリールが巻けた。
船長は、ビシをつかんで、手繰り寄せをしてくれる。
海面まで魚がくると、ありゃびっくり。
そこそこの大きさじゃん!
針もいいところにかかり、何の心配もいらない。
帰港後、計測すると、22キロの立派なキハダマグロでした!
おさむクン、やったね!
2015年は瞬殺と、海面でのバラシ。
2014年は、200メートル走った後、60メートルくらい巻き、また転回し走られたとき、ヒレでプッツリ。
ずたボロの糸を上州屋に飾ってもらったっけ。
2013年は、猛スピードで走られ過ぎ、リールとビシが悲鳴をあげてさよなら。
過去のこうした苦い思い出と比べたら、今回のキハダは大きさの割に、どんなに簡単だったことか。
魚の個体差によることも大きいのは間違いない。
コマセのマグロ釣りなんてものは、運8割以上だと思う。
これまで書いてきたように、海の中の、自分ではどうにもできないことは、すべて運。
その運はみんなに平等にあると思っている。
12時過ぎにもう一人の釣り人師がアテたキハダは450メートル走った。
リールには500メートル巻いてあるという。巻ける限界だ。
そして、やむなくドラグを締めてプッツンさせざるを得なかった。
50キロ?60キロ?
運がなかっただけのこと。
さー!
キハダは始まったばかり!
来週もチャレンジだ。
この日の釣果はこちらをどうぞ!
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